5『100歳の台湾人革命家・史明 自伝』
史明=著
(講談社)
「日本で生活基盤が整い始めたとはいえ、俺の心には一抹の虚しさと悔しさがじんわり広がっていった。台湾独立を目指す革命家が、なぜこうやって毎日汗まみれになりながら、朝から晩まで小麦粉をこねたり餃子を揚げたりしなきゃなんないんだってね。だから俺は厨房へ立つたびに"これも革命なんだ!"と無理やり自分に言い聞かせて、麺棒で生地を延ばすたびに力を込めて"革命!""革命!"と叫びながらオノレを鼓舞していたんだよ。おかしいだろう?」
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